実際にどんなことをしているか

海の上には、
同じ仕事が一つもない

台船に据えられた150トン吊のフックブロックと、玉掛けを確認する作業員

「海洋土木」と聞いて、具体的な仕事を想像できる人は、おそらくそれほど多くありません。
久栄建設が手がけている仕事も、一言では説明できません。

消波ブロックをつくるための型枠を製作する。
魚たちの棲みかとなる魚礁を海底へ沈める。
海底へ投入した捨石をバックホウで均していく。
鋼管や矢板を海底へ打ち込み、必要になれば引き抜く。
護岸や防波堤などの工事を、海側から支える。

起重機船で吊り上げたコンクリートブロックを岸壁へ据え付ける様子 海上で組み立てられた黄色い鋼製構造物と、それを支える作業台船

巨大なものを動かす仕事では、クレーン付台船が活躍します。
海中での確認や作業が必要になれば、協力会社のダイバーとも連携します。
陸上の土木工事との大きな違いは、足元が海であることです。

護岸に投入した捨石をバックホウで均していく作業 資材を積んだ台船の甲板と、隣に並ぶ赤い起重機船

風が吹く。
波が立つ。
潮が動く。
船も動く。

昨日と今日で、まったく同じ条件になることはありません。

だから船長は海を読み、クレーンオペレーターは揺れる台船の上から吊荷を操り、船員はその動きを支え、現場監督は工程全体を組み立てる。

一人ではできません。

大きな機械が主役に見える仕事ですが、それを動かしているのは、人と人との連携です。
そして、何年働いても初めて経験する現場があります。

「同じことを毎日繰り返す仕事は、自分には向いていない」
そんな人には、意外と面白い仕事かもしれません。

港湾土木用語集

岸壁や防波堤などの構造物を造るため、海域や港湾の海底の土砂を所定の深さや形状に掘削する作業です。

海面に浮かぶコンクリートや鋼鉄製の箱(浮函=浮桟橋など)を、チェーンやシンカー(重り)を用いて海底にしっかり固定する工事やそのシステムのことです。

「碇けい(ていけい・係留)」は船や浮体を繋ぎ止めるという意味で、波や潮の満ち引きで浮桟橋が流されないようにするために極めて重要な工程です。

水産資源の保護や漁獲量の増加を目的として、人工の魚礁(コンクリートブロックや鋼製構造物など)をクレーン船等で海底の正確な位置に設置する工事のことです。

防波堤や岸壁の下にある基礎の石(捨石)を平らに整える大切な作業です。主な方法として、潜水士による手作業、重機(バックホウ)や専用の機械を使う方法があります。

海や川の護岸・防波堤などの下にある石(被覆石)が波や流れで動いたり流出したりしないように、隙間なくきれいに並べて平らに整える作業のことです。

防波堤や岸壁を作るために、陸上やドックで製作した巨大なコンクリート製の箱(ケーソン)を海上に運搬し、海底の基礎マウンド上に正確に設置する作業です。

船舶が岸壁に接岸する際の衝撃を和らげるゴム製などのクッション材を、経年劣化や破損に伴い新品へと取り替える重要な維持修繕作業です。

港湾の岸壁・護岸・防波堤の構築や、仮設の土留め・締切堤を形成するための極めて重要な根幹工事です。

海面や軟弱地盤、あるいは硬質地盤といった港湾特有の厳しい条件下で行われるため、環境特性に合わせた確実な施工計画が求められます。

主として防波堤、護岸、岸壁(係船岸)などの基礎の上にクレーン船等を用いてプレキャストコンクリートブロックを設置する重要工程です。

よくある質問

様々な方によく聞かれる内容をまとめています。

全ての質問と回答を見る
A

船員は、クレーン船や作業船に乗り、実際に海上で作業を行う仕事です。クレーン操作、玉掛け、船の操船、資材の移動など、チームで連携しながら工事を進めます。
一方、現場監督は工事全体を管理する仕事です。工程管理、安全管理、品質管理、関係者との打ち合わせなどを行い、現場が計画通り安全に進むよう調整します。
どちらも海上工事に欠かせない大切な仕事です。
体を動かして技術を身につけたい人は船員、現場全体を見ながら管理する仕事に興味がある人は現場監督というように、それぞれの適性に応じた働き方があります。

A

はい、あります。 久栄建設には、クレーン船で作業を行う船員だけでなく、工事全体を管理する現場監督の仕事もあります。
現場監督は、工事の工程や安全、品質、協力会社との調整などを行う役割です。
海上工事では、天候や潮の流れ、船の動きなども考えながら現場を進める必要があります。
最初からすべてを任されるわけではありません。先輩について現場を学びながら、必要な資格や知識を身につけていきます。
船で働く道だけでなく、現場管理の仕事に進む道があることも、久栄建設の特徴です。

A

現場の内容によって異なりますが、基本的には4~7人程度のチームで作業を行っています。
クレーン船の仕事は、一人では決してできません。 クレーンを操作する人、玉掛けを行う人、船を操船する人など、それぞれが役割を持ちながら連携して作業を進めます。
また、基本的には同じメンバーで現場を担当するため、お互いの性格や仕事の進め方を理解しながら信頼関係を築いていくことができます。
久栄建設が大切にしているのはチームワークです。 経験や年齢に関係なく、お互いを支え合いながら仕事を進めています。

A

正直に言えば、危険がまったくない仕事ではありません。久栄建設では大型のクレーンや重量物を扱い、海の上で作業を行います。
そのため、一つひとつの作業に高い安全意識が求められます。しかし、危険だからこそ安全管理を徹底しています。
風速や波の高さなどには明確な作業中止基準を設けており、「無理をしてでも作業を続ける」ということはありません。
また、作業手順や役割分担を事前に確認し、安全が確保できないと判断した場合は作業を中止することもあります。
安全を最優先に考えながら仕事を進めることが、久栄建設の現場の基本です。

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