「海洋土木」と聞いて、具体的な仕事を想像できる人は、おそらくそれほど多くありません。
久栄建設が手がけている仕事も、一言では説明できません。
消波ブロックをつくるための型枠を製作する。
魚たちの棲みかとなる魚礁を海底へ沈める。
海底へ投入した捨石をバックホウで均していく。
鋼管や矢板を海底へ打ち込み、必要になれば引き抜く。
護岸や防波堤などの工事を、海側から支える。
巨大なものを動かす仕事では、クレーン付台船が活躍します。
海中での確認や作業が必要になれば、協力会社のダイバーとも連携します。
陸上の土木工事との大きな違いは、足元が海であることです。
風が吹く。
波が立つ。
潮が動く。
船も動く。
昨日と今日で、まったく同じ条件になることはありません。
だから船長は海を読み、クレーンオペレーターは揺れる台船の上から吊荷を操り、船員はその動きを支え、現場監督は工程全体を組み立てる。
一人ではできません。
大きな機械が主役に見える仕事ですが、それを動かしているのは、人と人との連携です。
そして、何年働いても初めて経験する現場があります。
「同じことを毎日繰り返す仕事は、自分には向いていない」
そんな人には、意外と面白い仕事かもしれません。